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この綺麗事という言葉の裏にひそむのは実は二項対立思考であり、嫌なこと、面倒なこと、

嫌いな物を見たくない、やりたくないという甘えと他責が潜んでいます。

そして人に嫌われたくないと、耳に痛い事をいいたくない、言われたくない人も耳障りのいい「綺麗事」ばかりをいう傾向があります。

しかし、実はこれ陰陽の宇宙の摂理からも外れる行為で非常にいびつな姿なんです。

そして自分がその嫌なこと、汚れること、面倒なことをしたくないということは、誰かほかの人がその役をするということです。

でも大概は自分の陰の部分を受け入れがたい、見て見ぬふりをしたいという逃避が全ての根源ではないかと思います。

自分に向き合い、良いところも受け入れがたい部分もありままに受け入れることが真に自分を愛することだと思うのです。

「天上天下唯我独尊」が示す通り、自分を最も尊ぶことが相手を同じく尊ぶことに繋がるります。愛も感謝も同じことです。

そして表に出すとよくない部分は知った上でコントロールしていく必要があります。

しかし、その陰の部分があるから陽の部分が存在し、輝けるということも理解しないといけません。

己の陰の部分や人の陰の特性を敵視、排除することは「綺麗事」を生み出し、それが争いや不幸を生み出してしまいます。

この宇宙の仕組みは陰陽が表裏一体の世界ですがそれを理解し、生き方の指標にしていかないと幸福になることもできないでしょう。

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